細菌性膀胱炎1
以前,猫の膀胱炎を紹介した時に
「特発性膀胱炎」について述べました。
猫の膀胱炎は圧倒的に特発性膀胱炎が多いことも書きました。
私事ですが,なぜか最近の診察では
細菌が検出されることも多いなぁと。
特発性膀胱炎は原因がよくわからない膀胱炎とのべました。
つまり,結石や細菌が検出されなければ
それに当てはまります。
診断するためには尿検査が必須です。
そのおしっこをできるだけ綺麗な状態で採取してこなければなりません。
仮に自然に排尿し地面に落ちた尿を取ってきて
顕微鏡で見た時に,細菌がいたとします。
それは尿にいた菌なのか,床にいた菌なのか
わからないですよね。
ですので,
膀胱に針を刺して尿を吸い出す「膀胱穿刺」か
前者より精度は落ちますが,
カテーテルという管をお尻の穴から尿道〜膀胱まで通して尿をとってくる方法「尿道カテーテル」を使います。
続く