猫の嘔吐〜毛球症〜2

吐き出す頻度

ー健全な嘔吐回数、病的嘔吐の回数ー

 

猫によって個体差はありますが、

月に数回ほど

12回ほど、

毛玉を吐く分には心配不要です。

全く吐かない猫もいれば、

短毛種でも長毛種でも

抜け毛が増える換毛期は

1日に数回吐く場合もあります。

 

ただ、激しい嘔吐を繰り返すときは、

食道や胃を痛める心配があります。

吐く頻度が異常に多い、

吐いた後に元気がない、

と感じる場合は、

ブラッシングを増やすなど

毛玉対策を行いましょう。

 

続く

猫の嘔吐〜毛球症〜

愛猫が苦しそうに吐いたたとき、

「何かの病気かもしれない」と不安になる

オーナーは多いはずです.

 

確かに猫はよく吐く生き物ではあります

なぜかというとブラッシングの際に飲み込んだ

毛玉を外に出すためです.

ですので、その嘔吐は特に病気など

危険な兆候ではありません.

しかし、必ずしも嘔吐が問題ないものではありません.

毛を吐く理由と吐き出す頻度について解説します。

 

毛玉を吐く理由

猫が毛玉を吐くのは、

グルーミング時に飲み込んだ毛を

排出するためです。

飲み込んだ毛は便と一緒に排出されることも多いですが、

量が多い場合は胃や腸で固まってしまうため、

毛玉を吐いて外へ出しています。

 

便と嘔吐、

どちらの方法で体外に出そうと問題はなく、

猫の体質や被毛の長さによって排出方法はそれぞれです。

毛玉を吐く行為は

多くの場合は心配不要の生理現象のひとつであり、

猫の健康にとって非常に大切なことなのです。

 

続く

猫の喘息3

【治療】

気管支拡張剤やステロイド剤などの内服、吸入.

 

喘息は、気管支拡張剤やステロイド剤、抗炎症剤などの内服や吸入を行います。

症状が重い場合には、

入院しての酸素吸入や点滴、吸入療法などが必要となることがあります。

喘息の治療では、咳を抑えることと、

今後の咳の発作をできるだけ起きないようにすることが重要です。

咳が治まったからと、オーナー判断で安易に投薬をやめることがないように

注意が必要です.

 

【予防】

アレルゲンや刺激物質と接触させないこと

 

喘息の予防として、

アレルゲンや他の刺激物質

(冷たい空気や排気ガス、煙草の煙、芳香剤、ほこりなど)と

できるだけ接触しないことが重要です。

また、呼吸器疾患により喘息を起こしやすくなることがあるため、

ワクチン接種をしっかりすることも推奨されます。

アレルゲンの特定やそれを完全に遮断することは非常に困難ですので、

早期発見早期治療が大切です.

 

終わり

 

 

 

猫の喘息2

【症状】

喘息になると

突然咳をする

ゼーゼーとした呼吸

といった症状が見られるようになります。

咳をした後に口をくちゃくちゃすることもあります。

 

喘息は、

ふと気づいたら発作的に咳をしているかな、

という比較的軽いものから、

毎日のように咳をし、

運動するのも食べるのもつらそうなものまであります。

 

症状が重い場合には口を開けて苦しそうに呼吸したり、

皮膚や粘膜が青白い(チアノーゼ)などが見られることもあります。

喘息の発作が酷いときには呼吸不全に陥り、

命に関わることもあります。

 

【原因】

ほこりや花粉、薬物、食べ物などによって起こる

アレルギーが原因となります。

 

これらアレルギー刺激や

他の有害な刺激が原因となり

気道粘膜を刺激することで

炎症を引き起こし、

気管支(や細気管支)の平滑筋を収縮されるため

気道を狭くなるため、

喘息の症状を引き起こします。

 

猫の喘息

猫は違い本来「咳」をすることは少ないといわれていますが、

喘息は例外です。

猫が咳をする場合は喘息を疑います。

(生活環境によっては猫の心臓糸状虫症(フィラリア症)も疑います)

 

急に立ち止まって、

頭を下にむけてうずくまる姿勢で

ゲー、ゲー声を出します。

嘔吐でもするかのようですが、嘔吐ではありません。

数回かすると、何もなかったかのような様子で

元に戻ります。

これが猫の喘息の特徴です。

シャム猫には素因があるようですが、猫種問わず起こります。

 

喘息(ぜんそく、慢性気管支炎、アレルギー性気管支炎)は、

アレルギーを引き起こす原因物質などが

気管支を収縮させ、

咳や呼吸困難を起こす病気です。

悪化すると命にも関わりますので、

早期の発見・治療が大切です。

 

 

 

 

猫の誤飲3

体に害があるものを摂取した時、

全てを吐かせるわけではありません。

 

動物の状態として、意識が朦朧としているなど

意識障害がある動物に催吐処置は不適応です。

嘔吐物を誤って肺に入ってしまう可能性があるからです。

 

そのほかに、食道を通って口腔に出す過程で

それらを傷つけてしまう恐れのあるものを誤飲した場合も

不適になることが多いです。

例えば、

強酸性、強アルカリ性(漂白剤)の製剤、

化粧品、

農薬類、

灯油やガソリン、

突起物のあるもの、

あと有名(?)なものでは

ボタン電池(食道に停滞で障害)

などです。

 

吐かせられないもの食べた、催吐処置をしても吐かなかった場合、

適応になる処置は

内視鏡による異物摘出

開腹手術による異物摘出

胃洗浄

などがあります。

動物の状態や、何を食べたかなどによって

何が適応かは異なります。

 

たまにおうちで吐かせようとしてくる方がいらっしゃいます。

手を動物の口に入れたり、

催吐のための薬や成分のものを摂取させるなど

大変危険ですので、病院へのご相談を強くお勧めします。

 

また、様子を見る、という選択肢の前に

電話やインターネットで獣医師相談することも

お勧めしたいことの一つです。

 

誤飲物によって害悪な症状が出始めた時だと

催吐処置はほとんど不適、意味がないことが多いです。

なぜなら、

胃を通過して腸に到達し、成分が吸収されていたり、

化管を傷ついているからです。

 

誤飲誤食に関して

処置は時間勝負のところもあるので、

とりあえず相談はしてから、

その後の判断をしていただければと思います。

 

 

猫の誤飲2

また体の中の

吐くメカニズムが犬と猫は異なる場所があるので、

全く同じ薬が使えるわけではありません.

 

誤飲・誤食してから吐かすのに有効な時間
理想的には1時間以内ですが、

2-3時間以内なら適応時間内です。

誤飲・誤食の種類や胃の内容物にもよりますが、

4-5時間以内なら行う意義が在り得ることもあります。

ですので、誤飲が分かった時点で

様子を見るのではなく、

すぐに病院に向かうか、病院に相談してください。

 

食事のタイミングで

お腹の空き具合に吐きやすさは多少されます。

胃が極端に空の時と満腹時は

吐きにくいとされています。

 

吐くための、精神的な影響力
特に猫の場合に当てはまると強く感じています。

犬猫が非常に緊張している時は催吐にうまく行きません。

そもそも吐く(催吐)、という作用のメカニズムについて

多く省略しますが、自律神経が関係しています。

それゆえに精神的な影響は

無視できないことは一目瞭然なのですが、

猫は一際その影響が大きいようです。

特に猫は催吐剤の処置後に

柔らかい絨毯のような心地よい場所の上に置くと吐きやすくなると言われています。

 

続く