猫の誤飲2

また体の中の 吐くメカニズムが犬と猫は異なる場所があるので、 全く同じ薬が使えるわけではありません. 誤飲・誤食してから吐かすのに有効な時間理想的には1時間以内ですが、 2-3時間以内なら適応時間内です。 誤飲・誤食の種類や胃の内容物にもよりますが…

猫の誤飲

まず知って頂きたいことは 猫は犬よりも人工的に嘔吐を誘発する行為(以下催吐処置と言います)をして 成功する確率は犬よりも低いということです. 犬が催吐処置をして、嘔吐をひきおせる確率が 大体70、80%としますが、 猫は60%かそれ以下だと思ってくだ…

猫の皮膚糸状菌症4〜対策〜

掃除のやり方 真菌対策として掃除をする場合、 およそ数週間から数か月と長期間を考える必要があります。 さらに 徹底した掃除を月一回、 簡易掃除であれば週2回〜毎日 行うことが 好ましいです。 簡易掃除とは、掃除機をかける、 消毒剤を浸した雑巾での拭…

猫の皮膚糸状菌症3〜治療〜

治療方法 真菌症に罹った、皮膚病の猫の治療と共に、 環境の汚染と病気の蔓延を減らすための対策をする必要があります. それは他の猫にうつさない予防であるとともに、 治療でもあると言えます. なぜなら真菌が生活環境内にあると 再び感染する可能性があ…

猫の皮膚糸状菌症2

皮膚糸状菌症は猫の一般的な真菌性皮膚症です. 真菌症、つまりカビの仲間です. 病気は世界中で発生しており、 発生しやすい環境の傾向として、 暖かい環境、集団飼育、外と中を自由に歩き回る猫、 若い猫、免疫不全の動物、および臨床病変のある(免疫力が…

猫の皮膚糸状菌症

糸状菌症とはカビによる皮膚に起こる病気です。 猫の皮膚病野中では発生率の高い病気の一つです。 皮膚糸状菌は、皮膚や毛幹に侵入し、毛嚢炎の臨床的兆候をもたらします。 そしてケラチンを好む生物です。 猫に影響を与える最も一般的な皮膚糸状菌種はMicro…

エリザベスカラー3

エリザベスカラーは、 動きや日常の活動への影響を最小限に抑えるために、 保護が必要な場所を保護するために、 必要な最小サイズにする必要があります。 重要なのは、自己外傷の根本的な原因が解決されない場合、 猫は傷自体に苦しみ続けるだけでなく、 掻…

猫のエリザベスカラー2

エリザベスカラーの欠点 多くの飼い主、特に猫の飼い主は、 ペットがエリザベスカラーを着ることを嫌う、 と報告しています。 過去12か月間にエリザベスカラーを着用した 犬と猫の飼い主を対象とした世界的な調査で、 飼い主の77%がペットの生活の質が悪く…

猫のエリザベスカラー1

エリザベスカラーは、 あまり体を掻いてほしくない時によく使用されます. しかし、動物の健康に害を及ぼす可能性もあるという、意見もあります. それは一体どういうことでしょう. エリザベスカラーについて長所と短所について考察した論文を参考に、 まと…

マイクロチップ装着に関する新制度チラシが来ました2

マイクロチップは、 直径約2mm、長さ約8~12mmの円筒形の ガラスのカプセルで包まれた電子標識器具です。 ペットの小さな「迷子札」のようなもの、とよく宣伝していますが、 受信発信機能はありませんし、 音が鳴ったりすることはありませんので、 直接的に…

マイクロチップ装着に関する新制度チラシが来ました

令和4年(2022年)6月から マイクロチップ装着が義務化されます。 詳しい内容は ・ ペットショップやブリーダーなどの犬や猫を販売する「事業者」には、 令和4年6月以降に取得した犬、猫へのマイクロチップの装着が義務化されました。 つまり ペットショップ…

法獣医学3

動物を虐待する人は 子供時代に何かネガティブな経験をしていることが あると言います。 自分が当事者、例えば家庭内暴力の被害者であったり、 自分以外の人への暴力や動物虐待を目撃するといった 経験があると、 将来動物を虐待する可能性が高まるというデ…

法獣医学3

動物を虐待する人は 子供時代に何かネガティブな経験をしていることが あると言います。 自分が当事者、例えば家庭内暴力の被害者であったり、 自分以外の人への暴力や動物虐待を目撃するといった 経験があると、 将来動物を虐待する可能性が高まるというデ…

法獣医学2

動物虐待を把握することがなぜ大切なのでしょうか。 動物愛護の観点から重要なのはもちろんですが、 それだけではありません。 動物虐待は家庭内暴力および社会的暴力のつながりとも 密接に関係してことが明らかになってきました。 警視庁のまとめでは 動物…

法獣医学

法獣医学という言葉を知っていますか。 人の法医学はご存知の方も多いはず。 行うことは人ではなく、動物であるということは 想像に難くないはずです。 しかしその目的や行う理由は人のそれと少し違います。 動物の不審な怪我や死をに対し、 なぜそのように…

猫のあれこれ4

純血種にはそれぞれ起こりやすい問題を持っていることが多いです。 それは独特な特徴が故に、であることもあります。 いわゆる「鼻ぺちゃ」と言われる短頭種という種類は 鼻ぺちゃであるが故に起こる問題があります。 それを「短頭種症候群」と言います。 ま…

猫のあれこれ3

猫の毛の色は、黒、しろ、縞柄いろいろあります。 その中で、「ポインテッド」という模様をご存知ですか。 顔の周りや耳、しっぽなど末端のみに色が出ている模様を ポインテッドと言います。 これは普通の模様色を表す仕組みとは違います。 ラグドール 「ポ…

猫のあれこれ2

猫の性格は オス、メスといった性別 毛色、 によって性格の一定の傾向が見られます。 経験からもなんとなく感じている方も多いと思います。 動物病院勤務としては パッと見て(品種で) 「この子は一層気を遣わなければならない(暴れる可能性があるかも…」 …

猫のあれこれ

動物を治療するにあたって、 動物の種類だけでなく、品種も意識することはとても大切です。 なぜならその品種に特異的に発生する病気や、 その品種に特に起こりやすい病気と言うものが あるからです。 犬はゴールデンレトリーバーやチワワといった感じに た…

甲状腺機能亢進症3

甲状腺ホルモンは代謝を調節する機能を持ち、 細胞の新陳代謝を高めたり、 脂肪などからエネルギーを産生します。 なので高齢の猫ちゃんでも とてもテンションが高く活発で、 食欲がもりもりあるように見えるので飼い主からは喜ばれることがあります。 でも…

甲状腺機能亢進症2

甲状腺機能亢進症と診断されて, 軽症である場合又は,まず初めに行われる方法としては 1番の内科療法と2番の食事療法が一般的です。 1、の薬でも「メルカゾール」という薬が多いのではないかと思っています。 これにはチアマゾールという成分が含まれてます…

甲状腺機能亢進症1

猫の内分泌疾患(ホルモン)に関わる病気で, 最も多い病気が甲状腺機能亢進症といわれています。 中高年,9歳位以上猫に多く, オスメスの差はありません。 人ではバセドウ病で有名ですね。 症状は多彩で,これと行って大きな特徴はありません。 体重減少 …

動物愛護法の改正〜令和の新基準〜3

動物愛護法の中には動物をみだりに殺したり, 傷つけた場合に適合する法律は前からありました。 動物愛護法44条1項「愛護動物殺傷罪」と言います。 しかし罰則が軽すぎる!と言われていました。 そんな意見を反映してか改訂されました。 旧「2年以下の懲役ま…

動物愛護法の改正~令和の新基準~2

動物園の動物たちだけでなく, ブリーダーやペットショップの動物たち, そこにいる動物たちは 年に一度獣医師に見せて状態をチェックしてもらいましょうね というものや 動物カフェやペットショップ,動物園など, 動物を展示販売に関わる業種に対して, 人…

動物愛護法の改正~令和の新基準~1

この法律は動物の管理と飼育,保護に関する決まりに関するものです。 動物に関わる仕事などをしてない方には あまり縁がない法律と思われるかもしれません。 ここでは,動物が好きな皆様に関係がありそう, 知っておいていただきたい, 今回改正されたポイン…

細菌性膀胱炎3

抗生剤を飲んで治療効果があれば, その抗生剤は当たりです。 つまり 血尿が減った,なくなった, 頻尿の回数が減った,なくなった といった 病院をいくキッカケになった症状の改善が, 薬を飲み始めて2ー3日で見えてきたら, その薬は原因菌に効果があった…

細菌性膀胱炎2

尿に細菌がいた場合,細菌性膀胱炎となります。 もちろん,細菌と結石が同時に存在する場合もあります。 細菌に関して,治療方法は抗生剤を飲むことです。 飲んだら安心,というわけではありません。 ちゃんと薬が菌に対して効果があるかを確かめるまで油断…

細菌性膀胱炎1

以前,猫の膀胱炎を紹介した時に 「特発性膀胱炎」について述べました。 猫の膀胱炎は圧倒的に特発性膀胱炎が多いことも書きました。 私事ですが,なぜか最近の診察では 細菌が検出されることも多いなぁと。 特発性膀胱炎は原因がよくわからない膀胱炎とのべ…

難産5

難産と診断された場合, 治療法を決める一つのポイントは 胎児の心拍数です。 心拍数がある程度安定していれば(200回/分程度), 薬などを使った内科処置を試す余裕がありますが, 胎児の心拍が低いと胎児が弱っている指標であり, 一刻の猶予もありません…

難産4

正常な分娩から外れた時, 動物病院に運ばれます。 病院では,超音波(エコー)検査で胎児の状態を把握します。 具体的には心臓の動きを見ます。 正常で元気な胎児なら心臓の動き(心拍数)は200回以上です。 この状態であれば余裕があるのですが, 150回程…