猫の心臓病、肥大型心筋症について

猫の心臓病、肥大型心筋症について 猫の死因第4位の話をしようと思います。 猫の死亡原因の順位、 何となく1位、2位、もしかしたら3位くらいなら 猫を飼っている方なら推察できるかもしれません。 第1位ガン、第2位腎不全、第3位猫伝染性腹膜炎 聞けば納得な…

猫の嘔吐〜病院にいついく?〜

透明な液体や白い泡、黄色い液体のようなものを嘔吐した場合、 原因は 空腹でお腹がすきすぎている 胃の運動が低下している ストレス 誤飲をしている などが考えられます. 白い液体や白い泡は胃液で、 黄色い液体は胆汁を吐いていると考えられます。 しかし…

猫の嘔吐〜毛球症〜4

毛玉が引き起こす、猫の毛球症とは 猫の毛球症とは、 飲み込んだ毛の排出がうまくいかず、 胃や腸の中で大きな球状になる状態です。 巨大化した毛玉は嘔吐や排泄では排出が難しく、 繰り返しの嘔吐や食欲不振、 便秘やお腹が膨らむ症状などがみられます。 腸…

猫の嘔吐〜毛球症〜3

受診のサイン 猫の毛玉吐き行動は ほとんどの場合心配いりません. しかし、嘔吐という病気のサインを見逃し、 大病を患うことは本末転倒です. 以下に 「病院に行こうかな?」、 と一考するに値する 猫の行動を記しました. そのような様子がみられるときは…

猫の嘔吐〜毛球症〜2

吐き出す頻度 ー健全な嘔吐回数、病的嘔吐の回数ー 猫によって個体差はありますが、 月に数回ほど 週1、2回ほど、 毛玉を吐く分には心配不要です。 全く吐かない猫もいれば、 短毛種でも長毛種でも 抜け毛が増える換毛期は 1日に数回吐く場合もあります。 た…

猫の嘔吐〜毛球症〜

愛猫が苦しそうに吐いたたとき、 「何かの病気かもしれない」と不安になる オーナーは多いはずです. 確かに猫はよく吐く生き物ではあります なぜかというとブラッシングの際に飲み込んだ 毛玉を外に出すためです. ですので、その嘔吐は特に病気など 危険な…

猫の喘息3

【治療】 気管支拡張剤やステロイド剤などの内服、吸入. 喘息は、気管支拡張剤やステロイド剤、抗炎症剤などの内服や吸入を行います。 症状が重い場合には、 入院しての酸素吸入や点滴、吸入療法などが必要となることがあります。 喘息の治療では、咳を抑え…

猫の喘息2

【症状】 喘息になると 突然咳をする ゼーゼーとした呼吸 といった症状が見られるようになります。 咳をした後に口をくちゃくちゃすることもあります。 喘息は、 ふと気づいたら発作的に咳をしているかな、 という比較的軽いものから、 毎日のように咳をし、…

猫の喘息

猫は違い本来「咳」をすることは少ないといわれていますが、 喘息は例外です。 猫が咳をする場合は喘息を疑います。 (生活環境によっては猫の心臓糸状虫症(フィラリア症)も疑います) 急に立ち止まって、 頭を下にむけてうずくまる姿勢で ゲー、ゲー声を…

猫の誤飲3

体に害があるものを摂取した時、 全てを吐かせるわけではありません。 動物の状態として、意識が朦朧としているなど 意識障害がある動物に催吐処置は不適応です。 嘔吐物を誤って肺に入ってしまう可能性があるからです。 そのほかに、食道を通って口腔に出す…

猫の誤飲2

また体の中の 吐くメカニズムが犬と猫は異なる場所があるので、 全く同じ薬が使えるわけではありません. 誤飲・誤食してから吐かすのに有効な時間理想的には1時間以内ですが、 2-3時間以内なら適応時間内です。 誤飲・誤食の種類や胃の内容物にもよりますが…

猫の誤飲

まず知って頂きたいことは 猫は犬よりも人工的に嘔吐を誘発する行為(以下催吐処置と言います)をして 成功する確率は犬よりも低いということです. 犬が催吐処置をして、嘔吐をひきおせる確率が 大体70、80%としますが、 猫は60%かそれ以下だと思ってくだ…

猫の皮膚糸状菌症4〜対策〜

掃除のやり方 真菌対策として掃除をする場合、 およそ数週間から数か月と長期間を考える必要があります。 さらに 徹底した掃除を月一回、 簡易掃除であれば週2回〜毎日 行うことが 好ましいです。 簡易掃除とは、掃除機をかける、 消毒剤を浸した雑巾での拭…

猫の皮膚糸状菌症3〜治療〜

治療方法 真菌症に罹った、皮膚病の猫の治療と共に、 環境の汚染と病気の蔓延を減らすための対策をする必要があります. それは他の猫にうつさない予防であるとともに、 治療でもあると言えます. なぜなら真菌が生活環境内にあると 再び感染する可能性があ…

猫の皮膚糸状菌症2

皮膚糸状菌症は猫の一般的な真菌性皮膚症です. 真菌症、つまりカビの仲間です. 病気は世界中で発生しており、 発生しやすい環境の傾向として、 暖かい環境、集団飼育、外と中を自由に歩き回る猫、 若い猫、免疫不全の動物、および臨床病変のある(免疫力が…

猫の皮膚糸状菌症

糸状菌症とはカビによる皮膚に起こる病気です。 猫の皮膚病野中では発生率の高い病気の一つです。 皮膚糸状菌は、皮膚や毛幹に侵入し、毛嚢炎の臨床的兆候をもたらします。 そしてケラチンを好む生物です。 猫に影響を与える最も一般的な皮膚糸状菌種はMicro…

エリザベスカラー3

エリザベスカラーは、 動きや日常の活動への影響を最小限に抑えるために、 保護が必要な場所を保護するために、 必要な最小サイズにする必要があります。 重要なのは、自己外傷の根本的な原因が解決されない場合、 猫は傷自体に苦しみ続けるだけでなく、 掻…

猫のエリザベスカラー2

エリザベスカラーの欠点 多くの飼い主、特に猫の飼い主は、 ペットがエリザベスカラーを着ることを嫌う、 と報告しています。 過去12か月間にエリザベスカラーを着用した 犬と猫の飼い主を対象とした世界的な調査で、 飼い主の77%がペットの生活の質が悪く…

猫のエリザベスカラー1

エリザベスカラーは、 あまり体を掻いてほしくない時によく使用されます. しかし、動物の健康に害を及ぼす可能性もあるという、意見もあります. それは一体どういうことでしょう. エリザベスカラーについて長所と短所について考察した論文を参考に、 まと…

マイクロチップ装着に関する新制度チラシが来ました2

マイクロチップは、 直径約2mm、長さ約8~12mmの円筒形の ガラスのカプセルで包まれた電子標識器具です。 ペットの小さな「迷子札」のようなもの、とよく宣伝していますが、 受信発信機能はありませんし、 音が鳴ったりすることはありませんので、 直接的に…

マイクロチップ装着に関する新制度チラシが来ました

令和4年(2022年)6月から マイクロチップ装着が義務化されます。 詳しい内容は ・ ペットショップやブリーダーなどの犬や猫を販売する「事業者」には、 令和4年6月以降に取得した犬、猫へのマイクロチップの装着が義務化されました。 つまり ペットショップ…

法獣医学3

動物を虐待する人は 子供時代に何かネガティブな経験をしていることが あると言います。 自分が当事者、例えば家庭内暴力の被害者であったり、 自分以外の人への暴力や動物虐待を目撃するといった 経験があると、 将来動物を虐待する可能性が高まるというデ…

法獣医学2

動物虐待を把握することがなぜ大切なのでしょうか。 動物愛護の観点から重要なのはもちろんですが、 それだけではありません。 動物虐待は家庭内暴力および社会的暴力のつながりとも 密接に関係してことが明らかになってきました。 警視庁のまとめでは 動物…

法獣医学

法獣医学という言葉を知っていますか。 人の法医学はご存知の方も多いはず。 行うことは人ではなく、動物であるということは 想像に難くないはずです。 しかしその目的や行う理由は人のそれと少し違います。 動物の不審な怪我や死をに対し、 なぜそのように…

猫のあれこれ4

純血種にはそれぞれ起こりやすい問題を持っていることが多いです。 それは独特な特徴が故に、であることもあります。 いわゆる「鼻ぺちゃ」と言われる短頭種という種類は 鼻ぺちゃであるが故に起こる問題があります。 それを「短頭種症候群」と言います。 ま…

猫のあれこれ3

猫の毛の色は、黒、しろ、縞柄いろいろあります。 その中で、「ポインテッド」という模様をご存知ですか。 顔の周りや耳、しっぽなど末端のみに色が出ている模様を ポインテッドと言います。 これは普通の模様色を表す仕組みとは違います。 ラグドール 「ポ…

猫のあれこれ2

猫の性格は オス、メスといった性別 毛色、 によって性格の一定の傾向が見られます。 経験からもなんとなく感じている方も多いと思います。 動物病院勤務としては パッと見て(品種で) 「この子は一層気を遣わなければならない(暴れる可能性があるかも…」 …

猫のあれこれ

動物を治療するにあたって、 動物の種類だけでなく、品種も意識することはとても大切です。 なぜならその品種に特異的に発生する病気や、 その品種に特に起こりやすい病気と言うものが あるからです。 犬はゴールデンレトリーバーやチワワといった感じに た…

甲状腺機能亢進症3

甲状腺ホルモンは代謝を調節する機能を持ち、 細胞の新陳代謝を高めたり、 脂肪などからエネルギーを産生します。 なので高齢の猫ちゃんでも とてもテンションが高く活発で、 食欲がもりもりあるように見えるので飼い主からは喜ばれることがあります。 でも…

甲状腺機能亢進症2

甲状腺機能亢進症と診断されて, 軽症である場合又は,まず初めに行われる方法としては 1番の内科療法と2番の食事療法が一般的です。 1、の薬でも「メルカゾール」という薬が多いのではないかと思っています。 これにはチアマゾールという成分が含まれてます…