2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

細菌性膀胱炎3

抗生剤を飲んで治療効果があれば, その抗生剤は当たりです。 つまり 血尿が減った,なくなった, 頻尿の回数が減った,なくなった といった 病院をいくキッカケになった症状の改善が, 薬を飲み始めて2ー3日で見えてきたら, その薬は原因菌に効果があった…

細菌性膀胱炎2

尿に細菌がいた場合,細菌性膀胱炎となります。 もちろん,細菌と結石が同時に存在する場合もあります。 細菌に関して,治療方法は抗生剤を飲むことです。 飲んだら安心,というわけではありません。 ちゃんと薬が菌に対して効果があるかを確かめるまで油断…

細菌性膀胱炎1

以前,猫の膀胱炎を紹介した時に 「特発性膀胱炎」について述べました。 猫の膀胱炎は圧倒的に特発性膀胱炎が多いことも書きました。 私事ですが,なぜか最近の診察では 細菌が検出されることも多いなぁと。 特発性膀胱炎は原因がよくわからない膀胱炎とのべ…

難産5

難産と診断された場合, 治療法を決める一つのポイントは 胎児の心拍数です。 心拍数がある程度安定していれば(200回/分程度), 薬などを使った内科処置を試す余裕がありますが, 胎児の心拍が低いと胎児が弱っている指標であり, 一刻の猶予もありません…

難産4

正常な分娩から外れた時, 動物病院に運ばれます。 病院では,超音波(エコー)検査で胎児の状態を把握します。 具体的には心臓の動きを見ます。 正常で元気な胎児なら心臓の動き(心拍数)は200回以上です。 この状態であれば余裕があるのですが, 150回程…

難産3

難産の原因 難産の原因は母体,胎児と共に可能性があります。 ・赤ちゃんが大きすぎる 赤ちゃんの数が1-2頭と少ないと、 一頭の大きさが大きいために、 難産の可能性が高くなります。 特に頭が大きすぎると,骨盤の穴を通れず, 外に出ることが物理的に難し…

難産2

もし、 愛猫に妊娠した可能性がある場合どうしたら良いでしょう? まず、とりあえず動物病院を受診しましょう。 動物病院では触って妊娠しているかどうかを診断します(触診)。 触診は交配後20日頃から可能となるので、 その時期を目安に受診するとよいでし…