猫の血統と遺伝病 シャム猫 神経疾患/眼疾患/泌尿生殖器疾患/呼吸器病
・知覚過敏症候群
→ 皮膚疾患、神経疾患、筋骨格疾患、行動学的疾患など
複数の原因が関与すると考えられています。
背中の皮膚が波打つように痙攣し、
過度のグルーミング、
走り回る、
過度に鳴く、
興奮、
家族や同居猫に対する攻撃行動、
などが見られます。
・ライソゾーム病
→非常に稀な遺伝病です。
老廃物を掃除する働きが生まれつき弱いために、
老廃物が全身の細胞に次第に蓄積されて病気が進行し、
肝不全や盲目になり、
さらに痙攣発作が長く続くようになります。
多くが1才ぐらいで亡くなる不治の病で
有効な治療法がありません。
・角膜分離症
→眼球表面の角膜に
黒色のマダラ状の壊死組織が発生する病気です。
猫ヘルペスウイルスが関与していると考えられており、
抗ウイルス薬の点眼内服を使って治療します。
・緑内障
・水晶体脱臼
・尿石症(シュウ酸カルシウム/ストラバイト)
・難産
・猫喘息
→ 咳や息切れ、
疲れやすい、
動きたがらない、
息を吐くとき音がする(喘鳴)
口を開けて呼吸をする
などの症状が見られます。
発作的に呼吸困難が起こり、
ひどい発作時には、
死に至る可能性があります。