●歯周組織●

歯のトラブルで思い浮かぶのは歯周病

では歯周(組織)とはどこを指し、何をしているかわかりますか?

 

ざっくりいえば、噛むことに関わる組織の中で

歯と、上と下の顎の骨、

噛むための筋肉を除いたものです。

何が残ったでしょうか?

 

それは歯と骨の間にある組織です。

歯周組織は歯がしっかり顎の骨に固定するための接着材、補強材です。

 

学術的にいうと

歯周組織とは、歯肉、歯根膜、歯槽骨、セメント質からなっています。

歯肉以外は歯と骨の間で層状に存在しているので、普通は目でみることはできません。

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●裂肉歯●

肉食獣の特徴として、犬と猫に裂肉歯(れつにくし)を持っています。

 

裂肉歯の役割は獲物の皮や肉を切り裂くためにあります。

臼歯の一つで、

猫では、上の歯の臼歯の前4番目(第四前臼歯)と

下の歯の一番後ろの歯(第一後臼歯)です。

 

ギザギザに尖っていて、上と下の裂肉歯が噛み合うようにできています。

ものを噛んだときに、上下の歯がハサミのようにすれ違うように肉を切り裂ける仕様になっています。

 

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●歯の数と性状●

歯の数とその役割を知ることは、デンタルケアの第一歩。

 

まずは人の歯。

一番手前から、

切歯(いわゆる出っ歯)

犬歯

そして奥の表面積が広そうな臼歯(キュウシ)

と大きく分類すると永久歯は3種類32本(親知らず含む)あります。

余談ですが、全く永久歯がない人と4本とも全て生えてくる人はとっても少ないそうです。

ほとんどの人が13本、永久歯が生えてくるそうですよ。

 

では犬猫はどうでしょう?

数は人より少なそうですか?

役割は犬歯の印象は非常に強いですよね。

 

まず

犬は42

猫は30

です。

 

犬と猫で歯の数に違いがあるのに驚きませんか?

雑食と肉食動物の違いとも言いましょうか。

 

犬も猫も人と同じく、

切歯、犬歯、臼歯に分類されます。

犬と猫の歯の数の違いは臼歯の数です。

 

人と犬猫の大きな歯の違いは、

臼歯の一つである裂肉歯という歯です。

 

つづく

 

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「こだわり歯科素材」より

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犬の歯列 永久歯と乳歯の本数 | 犬の歯科 | ワンホイール

 

●歯の数と性状●

歯の数とその役割を知ることは、デンタルケアの第一歩。

 

まずは人の歯。

一番手前から、

切歯(いわゆる出っ歯)

犬歯

そして奥の表面積が広そうな臼歯(キュウシ)

と大きく分類すると永久歯は3種類32本(親知らず含む)あります。

余談ですが、全く永久歯がない人と4本とも全て生えてくる人はとっても少ないそうです。

ほとんどの人が13本、永久歯が生えてくるそうですよ。

 

では犬猫はどうでしょう?

数は人より少なそうですか?

役割は犬歯の印象は非常に強いですよね。

 

まず

犬は42

猫は30

です。

 

犬と猫で歯の数に違いがあるのに驚きませんか?

雑食と肉食動物の違いとも言いましょうか。

 

犬も猫も人と同じく、

切歯、犬歯、臼歯に分類されます。

犬と猫の歯の数の違いは臼歯の数です。

 

人と犬猫の大きな歯の違いは、

臼歯の一つである裂肉歯という歯です。

 

つづく

 

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「こだわり歯科素材」より

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犬の歯列 永久歯と乳歯の本数 | 犬の歯科 | ワンホイール

 

●猫と歯科疾患〜口の解剖〜●

まず口の中の見た目から学びます。

 

基本的な構造は人と同じ。

 

まず歯と歯を支える組織(歯肉、歯と骨をつなぐ歯根膜など)

舌と舌を動かす筋肉

口の中を綺麗にする唾液腺(人では消化酵素を含んだ唾液も出ます)

唇とその内側を守る粘膜

これらを動かす神経と血管も豊富

 

解剖してみると思っていた以上に色々あるのだと思いませんか?

 

口の中の構造は大体一緒。

特徴的な違いは上の歯のすぐ側に鼻腔があること。

このために重度の歯の疾患(歯周病など)になると、

鼻の方にも影響がでてしまうことがあるのです。

 

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●猫と歯科疾患〜口の解剖〜●

まず口の中の見た目から学びます。

 

基本的な構造は人と同じ。

 

まず歯と歯を支える組織(歯肉、歯と骨をつなぐ歯根膜など)

舌と舌を動かす筋肉

口の中を綺麗にする唾液腺(人では消化酵素を含んだ唾液も出ます)

唇とその内側を守る粘膜

これらを動かす神経と血管も豊富

 

解剖してみると思っていた以上に色々あるのだと思いませんか?

 

口の中の構造は大体一緒。

特徴的な違いは上の歯のすぐ側に鼻腔があること。

このために重度の歯の疾患(歯周病など)になると、

鼻の方にも影響がでてしまうことがあるのです。

 

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猫と歯科疾患1

歯のトラブルは犬も猫もとてもよく見られる問題のひとつです。

 

特に人間でも良く聞く歯周病は放っておくと、

口だけでなく体全体にまで影響が及んでしまう恐ろしい病気です。

歯科疾患にはご飯が食べられなくなる疾患も多く、

とても食事とは密接な関係。

 

なかなか、口の中は見えない部分ではあるし、歯磨き自体なかなかハードルが高い。

ゆえ、十分な予防と対策がなかなかできていないのが現状。

 

本来は猫(犬も)は肉食で獲物を追いかけ、牙で捕獲し、

皮や肉を噛み砕くことで食事をしていました。

しかし、人と生活するようになった現代の動物たちは、

体も口も歯も本来の働きをせずとも

十分せずともご飯にありつけるようになりました。

さらに、

人間と同じように肥満や糖尿病、関節疾患などの

生活習慣病に悩まさせるようにもなりました。

歯周病もその一つ。

 

歯周病は予防が大事、というより

進行してしまうと治すことは不可能なので

予防が

ベストにしてオンリー

なのです。

 

歯については

歯の解剖、歯周病の発生や歯と口のチェックポイント、

正しいデンタルケア、フードの性状について、

少しずつ書いていきたいと思っています。

 

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