マイクロチップ装着に関する新制度チラシが来ました2

マイクロチップは、

直径約2mm、長さ約812mmの円筒形の

ガラスのカプセルで包まれた電子標識器具です。

ペットの小さな「迷子札」のようなもの、とよく宣伝していますが、

受信発信機能はありませんし、

音が鳴ったりすることはありませんので、

直接的に「迷子」をなんとかしてくれる道具ではありません。

電池が入っていません(入る必要がない)ので、

途中で器具を交換する必要はありません。

 

それぞれのチップには、

世界で唯一の15桁の数字(番号)が記録されており、

この番号を専用のリーダー(読取器)で読みとることができます。

microchip1.jpg

microchip2.jpg

https://www.pref.chiba.lg.jp/index.html 千葉県HP参照

この読取器は保健所や動物愛護センター、動物病院(任意)に置いてあります。

読取器は市販では売っていませんが、

動物医療系の資材搬入業者から購入することができます。

保健所では動物を保護した場合、

必ずこれを使ってマイクロチップの有無を確認しています。

登録番号がわかれば、飼い主にたどり着くことができます。

 

体に入れる方法ですが、

犬猫の場合、頸部の皮下に獣医師が専用の注射器を用いて埋込みます。

麻酔や事前検査は必要ありません。

老若オスメス関係はありません。

首輪などと違って脱落する心配がなく、

安全性の高い個体識別の方法とされています。

マイクロチップは入れた場所は首の後ろ、背部から動かないと言われています。が、背中から前後、胸の横や前に移動している子も

そこそこいると経験的に思っています。

 

マイクロチップを入れたら、病院から登録に必要な書類を渡されますので

登録に必要な費用を振り込み、

指定登録機関である公益社団法人日本獣医師会

オンライン又は郵送にて申請して完了です。

 

個人的には、マイクロップは入れることに肯定的です。

マイクロチップだけでなく、

読取器がなくても、その猫が人の庇護下にある猫であるという

アピールをするために

首輪もセットでつけることをお勧めします。

犬と違い、猫は「野良」がいます。

保護してもらうためには、ペットであることを認識してもらう必要があります。

迷子だけでなく、

震災をはじめとした予期せぬ災害時にはその真価を発揮してくれることを

期待しています。