大動脈血栓塞栓症5

治療の柱は大きく分けて3本です。

血栓に対する管理

②痛みの管理

③背景となっている病気の管理、全身状態の管理

 

猫の状態や既存の病気などを考慮しますので、

必ずこの治療の柱がマストではありませんが、

基本はこの3つが治療の柱になります。

 

血栓を溶かしたり、血栓をできにくくするような管理をします。

血栓症は大変強い痛みをもたらす病気なので、

絶えずペインコントロールをしていく必要があります。

③大動脈血栓塞栓症が起こった時に、

うっ血性心不全(心疾患を原因として)を起こしていることが多いです。

うっ血性心不全は心臓の機能が落ちる病気です。

そのせいで肺に水が溜まったり、

不整脈が起こっていたりします。

各々対処します。

 

続く

f:id:pixy122000:20210812164850p:plain